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手術が終わって、病棟のベッドに、せ〜の、って移されました。
そのベッドに私が渡しておいたバスタオルが敷いてありました。
あっ、これん使ったんだ、バスタオル。
そのベッドでガラガラ〜ッ、エレベーターに乗って、チーン、ガラガラ〜、
戻ってきました、自分の場所に。
手術後は、何か疲れたのか、すぐに寝てしまったような気がします。
どのくらい経ったか覚えていませんが、
２０時頃、目が覚めて、下半身が全く動かない・・・。
何か背中に汗を感じて、寝返りが打ちたいのに動かない・・・。
これが麻酔か・・・。
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上半身は動くので、ベッドの転落防止の柵につかまって、体を横にしたり、
あっちを向いて、こっちを向いて・・・・。
何か体位が決まらない・・・。
管のようなものが体の下に入り込んだり、布団や術着がクシャクシャになったり、
直したいのですけれども、下半身が動かない。
そんなこんな、柵を持ってガチャガチャしていると、
看護師の方が来てくれて、横の体位がいいのかしら〜？
と横向きにして、腰の辺りをクイッと動かすと体位が安定して何か変な感じは収まりました。
そのちょっと後に、動かせない下半身に対する苛立ちか、手術が終わった安心感なのか、
ちょっと説明しずらい感覚だったのですが、
見回りに来てくれた看護師さんが、大丈夫ですか〜？苦しくないですか〜？
なんて言ってくれて・・・、なんだか、涙が出て、喋ろうとすると、ヒックヒュイックウエッ。
言葉にならなく、号泣してしまいました。
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その日の夜は、長かったですね。
９時過ぎくらいに、足が動かせるようになってきて、１センチ、５センチ、１０センチ・・・。
だんだん動かせるようになってきて、
なんかビュイ〜ン、ビュイ〜ンと鳴っている機械の感覚が足の裏から伝わってくるようになりました。
この機械は、足に血栓が出来ないように刺激を与えるものなのだそうです。
不自由ながら、少し動けるようになって、
まだ１０時・・・。まだ１時・・・。まだ１時半・・・。
少し寝たような気がして、まだ３時・・・・。
翌朝の９時くらいまで動けない（色々な器具がつけられていたので）が続きました。
さて、取り付けてあった、色んな器具や尿道のカテーテルを取り外してもらって、
その日の夕方、トイレに行って、用を足そうと思ったら・・・。
尿道が痛い・・・、排尿痛だこりゃ・・・。
翌日、３回くらい尿を出しにトイレに行ったのですが、痛くて痛くて、
もう手術はしたくない、ってしみじみ思いました。
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